報告者 :
後藤玉樹 氏
(元離宮二条城事務所 担当課長)
開催日 : 平成24年4月24日
場 所 : 立命館大学 朱雀キャンパス
二条城は徳川家康により創建され、家光の代に現在の姿に改修され今日に至る。家康時代は謎が多く、わずかな資料で類推するしかないが、二之丸御殿は家康が建てたことがほぼ確実と考えられている。家光の改修後も、屋根葺き材の変更や地震に遭遇したこと等により、諸所に構造補強の手が入り、明治以降も近代的な考えに基づいた補強が行われてきた。御殿本来の構造や間取りについて研究報告がなされた。