12月7日、第1回フォーラム「地震火災は近い~その時、京都の文化遺産は大丈夫か~」を立命館大学朱雀キャンパスで開催しました。
オープニングで、理事の井上八千代氏(京舞井上流五世家元)が舞を披露した後、近藤誠一氏(文化庁長官)、有馬賴底氏(京都仏教会理事長・臨済宗相国寺派管長)、土岐憲三氏(立命館大学教授・歴史都市防災研究センター長)による鼎談が行われました。
近藤長官は、3・11から受け止めたメッセージについて述べられました。有馬理事は、銀閣寺の修繕についてのお話を中心に、維持管理についてのご苦労を述べられた後、文化財行政についても言及されました。土岐教授は、世界遺産の周囲にも住宅が増えたことにより、境内からの火災だけでなく、敷地の外からの火災にも備えることが必要となっていると述べられました。さらに、「京都の近傍には多くの活断層があり、それらは数十年以内に活動するであろう。京都は早急にそれに備えなければならない」と警笛を鳴らしました。
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