開 催 日 : 令和4年(2022年)2月6日(日)
場 所 : 立命館大学朱雀キャンパス、オンライン
テ ー マ : 「COVID-19による文化遺産への影響と回復への道」
挨 拶 : 明日の京都文化遺産プラットフォーム会長 松浦 晃一郎 氏
基調講演 : 「イコモス調査からみた新型コロナ禍と文化遺産」
聖心女子大学現代教養学部准教授 岡橋 純子 氏
話題提供 : 「新型コロナ禍と京都の社寺城の維持・管理」
京都大学・奈良女子大学名誉教授 増井 正哉 氏
意見交換
閉会挨拶 : 明日の京都文化遺産プラットフォーム副会長 土岐 憲三 氏
世界遺産「古都京都の文化財」をはじめとする社寺城が一堂に集い、それぞれが抱える共通の課題について情報共有や課題解決を検討する場として団体発足当初より開催しています。
基調講演では、聖心女子大学現代教養学部准教授の岡橋純子氏よりイコモス(国際記念物遺跡会議)が行った国際調査を踏まえ「イコモス調査からみた新型コロナ禍と文化遺産」と題して、世界の状況や動向についてお話いただきました。また、京都の社寺城を中心に、新型コロナウイルスが社寺城の参拝や行事、地域との関係などにどのような影響を及ぼしたのかアンケートを行い、その結果を京都大学・奈良女子大学名誉教授の増井正哉氏より報告いたしました。
参加者からは、工事やインフラの整備を前倒しで行うなど、参拝者の減少を逆手に取った対策の事例や、コロナ禍を機にデジタル化が進んだ一方で直面する課題が多くあるなどの意見が出されました。