受付を終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
お申込みいただいた皆様へ1月7日に当日のご案内をメールにてお送りいたしました。
「文化遺産」をキーワードに、自然と都市の関わり合い、そして価値創造の源泉としての文化について考えるトークイベントです。
後半には、参加者のみなさまを交えて「ラウンドテーブル」形式で共話・ディスカッションの場も設けております。
日 時:令和7年(2025年)1月10日(金)17時00分~19時00分(16時45分開場)
会 場:FabCafe Kyoto Google mapで開く
参 加 費:無料
定 員:20名(事前申し込み制、応募者多数の場合は抽選)【申込締切:2025年1月6日(月)】
主 催:明日の京都 文化遺産プラットフォーム
パートナー:株式会社ロフトワーク
◆◆「文化はまちをつくる原動力」である。◆◆
都市やまちをつくりあげて来た大事な原動力の一つとして文化が存在します。人間だけが造ることが可能な文化は、この時代において「文化遺産」として継承されています。このイベントでは、今に生きる文化遺産が単に護ら れる対象だけではなく、継続してまちの中で生きて行くにあたり、今の「ヒト」がそれに真剣に向き合う姿や姿勢を京都のまちの中から学び、そして共有します。
◆◆新しい価値を生み出す「ロフトワーク」×文化をつなぐ「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」◆◆
文化を活かすクリエイター達を様々な企業や教育機関、行政機関などに繋ぎながら地域の課題と向き合い、そこに関わる人々が持つ創造性の力を結集して、新しい価値を生み出すプロジェクトに取り組んでいるロフトワークの寺井翔茉COOと共に、文化遺産のこれからを考えるトークセッションやラウンドテーブルを企画しました。
今までにも千年前に想いを馳せ、百年後に思いを巡らせることにより、全ての人々が日々の暮らしの中で京都の歴史の重さを感じ、それをかけがえの無いものとして捉えるようになることを目指してきた「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」の次世代プロジェクトとして、これからの文化遺産とまちづくりを考える特別な取り組みの第1弾になります。
◆◆自然と都市、そして文化が産み出す文化遺産のあり方について◆◆
ロフトワークと京都市は2025年により良き京都の未来への道筋を探るための議論の素地となる視点を導き出すために、京都内外の多様なステークホルダーとの議論『ラウンドテーブル』を開催。プロジェクトビジョン設計や最終分析の洞察を多角的な観点から得るためのリサーチ、ラウンドテーブルでの議論の内容、最終統合分析結果を「持続的繁栄としての京都市創造的都市構想モデル」として活動報告をまとめました。(参考記事:「文化と経済の好循環を創出する 京都市都市戦略 2050年の都市構想への道筋をデザイン」| Loftwork)
その中で、「City & Water 都市と水をめぐる」を担当したロフトワークの小川敦子アートディレクターが見る都市の中における文化遺産の役割、また新たな都市コモンズの構築にトライする urban commons project『Aru Society』を通して、肌で感じた自然の中での文化遺産の可能性について話をお聞きします。
このトークを踏まえ、寺井氏と金による3人のクロストークから「文化を遺す+産み出す」の意味とその可能性について探究します。この二つのトークを実施した上で、会場で参加された方はゲスト登壇者も交えたラウンドテーブルの時間や交流会の時間も用意しています。
~こんな方におすすめ~
・都市政策やまちづくりに携わるなかで、有形無形の文化的な資産の重要性にあらためて向き合っている方
・衣/食/住 さまざま領域で、時代ごとに試行錯誤と革新を繰り返しながら伝統を継承してきた事業・商売を営まれている方
・ステレオタイプな「京都らしさ」「日本らしさ」に止まらず、風土・歴史に基づく人の営みから育まれる文化を普遍的な価値の源泉として捉え直し、これからの暮らしや仕事に活かしたい方、また、それを実践されている方
<内容(敬称略)>
・イントロダクション:「コツコツ!日本文化の扉『自然と都市と文化遺産』」金 度源(立命館大学理工学部准教授、明日の京都企画調整委員)
・トーク:「自然と文化」 小川 敦子(株式会社ロフトワーク アートディレクター)
・クロストーク:「文化を遺す+産み出す」 小川 敦子、寺井 翔茉(株式会社ロフトワーク 取締役 COO)、金 度源
・ラウンドテーブル(参加者のみなさまとの共話・ディスカッション)
・交流会
<登壇者紹介(敬称略)>
◆小川 敦子(株式会社ロフトワーク アートディレクター)
1978年生まれ。百貨店勤務を経て、生活雑貨メーカーにて企画・広報業務に従事。総合不動産会社にて広報部門の立ち上げに参画。デザインと経営を結びつける総合ディレクションを行う。その後、フリーランスのアートディレクターとして、医療機関など様々な事業領域のブランディングディレクションを手掛ける。そこにしかない世界観をクライアントと共に創り出し、女性目線で調和させることをモットーにしている。2020年ロフトワーク入社。コンセプトメイキング、組織デザイン、コーポレート・ブランディング、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)、都市戦略デザイン設計を主な得意領域とし、経産省中部経済産業局、大垣共立銀行との共同プロジェクト「東海サーキュラープロジェクト」(2021-2022)、「椙山女学園大学リブランディング設計」(2022)、文化と経済の好循環を創出する京都市都市戦略2050年都市構想案提唱(2023-2024)等。現在は、共にある社会の在り方を描くロフトワーク自社プロジェクト AruSociety のプロジェクト設計、アートディレクションを主に担当し、京都、大阪、東京の3都市を接続する都市コモンズを醸成中。
・東海サーキュラープロジェクト : https://tokai-ce.com/
・AruSociety : https://aru.org/
◆寺井 翔茉(株式会社ロフトワーク 取締役 COO)
2008年立命館大学経済学部卒、ロフトワークへ新卒入社。シニアディレクターとしてWebサイトリニューアルから地域名産品のリデザイン、共創スペースにおけるプログラムデザインなど幅広い分野のプロジェクトを担当。2017年より「Loftwork Kyoto Branch / FabCafe Kyoto」の事業責任者として組織開発に取り組みながら、企業ブランディングや企画展プロデュースなどのプロジェクトを実施。「偏愛」をテーマとしたレジデンスプログラム「COUNTER POINT」や、バイオロジカルデザインの可能性を探求するコミュニティ「SPCS」を新たに立ち上げた。2022年より取締役 COOに就任し、ロフトワークの次の時代づくりに邁進中。Golden Pin Design Award、TOP Awards Asia、Skift IDEA Awardsなど受賞多数。米国PMI®認定PMP®。
◆金 度源(立命館大学理工学部 准教授、明日の京都企画調整委員)
1982年韓国ソウル生まれ。子どもの頃から京都とは縁があり、2009年から立命館大学大学院に入学し、文化遺産防災学を専門として修士号と博士号を取得。現在は文化遺産とまちづくりをテーマにしながら、アクションリサーチやコミュニティデザインを通した社会実装を重要視する地域密着型の研究に取り組む。世界遺産の持続的なマネジメントのための防災とまちづくりを支援するために、日本国内外を飛び回る。明日の京都 文化遺産プラットフォームの企画調整委員会では若手部会を担っており、新たな世代とのコミュニケーションを通して文化遺産の未来を考えている。
<パートナー:株式会社ロフトワーク>
ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。
※この企画は、事前申し込み制です。応募者多数の場合は抽選となります。
【申込締切:2025年1月6日(月)】
■「コツコツ!日本文化の扉シリーズ」とは
コツコツ!は、扉をたたく音。地道に続けることの価値も含んでいます。このシリーズでは、日本の伝統文化にかかわるさまざまな扉を用意。リアルあるいはオンラインのレクチャー、ワークショップやフィールドワークなど、テーマに応じて開催形式も変わります。年に2〜4回の開催を予定、このシリーズの対象は子供から大人まで。参加者の皆さまをあたたかく迎え、目線を合わせながら一緒に文化を体感し、学び、次世代に繋ぐ流れを創ります。