明日の京都 文化遺産プラットフォームがコーディネートを務める大学生向けの夏期集中講義「京都の文化遺産とその保護~清水地域の防災への取り組み~」が、8月26日から29日までの4日間開催されました。
 
世界文化遺産である清水寺は、年間400万人を超える参拝者があり、日本を代表する寺院です。この貴重な文化遺産を守るために取り組まれている活動や設備について、座学とフィールドワークで学ぶプログラムです。
 
例えば、清水寺では文化財等を維持管理し、火災等の災害から守ることを主な目的として、昭和18年頃から寺関係者が自主的な巡回警備等を実施していたました。その後、昭和23年から門前町の有志の人々が集まり、巡回警備等に加わり、清水寺警備団が結成され、現在に至っています。
また、地震による大火から守るために、京都市が平成18年度から国宝や重要文化財が集積する東山区清水・弥栄地域において、全国最大規模の耐震型防火水槽や、誰もが容易に使用できる市民用消火栓等を整備し、地域力を最大限に発揮して防災力を強化する「文化財と地域を守る防災水利整備事業」を展開しています。
 
フィールドワークでは、清水寺の文化財の価値について僧侶から説明を受け、実際に見学を行いました。また、門前町の清水寺警備団の活動内容や成功の秘訣、耐震型防火水槽の整備の効果やメリットを学び、最後に、課題解決に向けたグループワーク・調査発表を行いました。
 
【修復現場見学】
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 【フィールドワーク】
13 2日目(文化財・防災施設見学2)IMG_2389

 【授業風景】
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