実現を目指している中長期事業の例

職人大学校(ヘリテージマイスターの育成)

技だけではなく心までも伝えていきたい
大工・左官・瓦職などの伝統技術は、現代社会における要請が減少していることから、技法の衰退や後継者不足という厳しい状況に置かれています。これは、京都においても例外ではありません。このままでは現存する文化遺産の修理さえ行えない危機的な状況を迎えてしまいます。そこで現状を打開するため、プラットフォームは職人大学校の設立をめざします。この学校の役割は、高度な技術を持つ職人が若手職人に技術はもちろんのこと、文化遺産の重要性や継承することの意義を伝えていくことです。同時に、伝統的技術の継承のために必要な複数の事業を用意することをめざします。

京都の歴史を再現する3次元映像の製作

立体的な見地から歴史を学んでいきたい
いま、私たちが知ることのできる京都の歴史的建造物は、千年の過去から現在に至るまで様々な移り変わりを経てここに在ります。この京都のまちの変遷を3次元映像で再現することにより、各時代の生活習慣や人口稠密地の移行、歴史的建造物の建造過程やこれらの多くが大火により灰燼に帰し、そこから復興してきた歴史について、立体的かつスケール感をもって学ぶことができます。これらは、未来を担う若い世代に対しても、極めて付加価値の高いものであると考えます。

歴史的建造物の復元

たとえば、平安京の入口である羅城門を再現したい
~過去と現在、未来をつなげるために~

長い歴史を持つ京都には、羅城門、平清盛邸、聚楽第などの数多くの時代を代表する建造物がありました。京都を歴史都市として認識してもらおうと考えているプラットフォームでは、これらの歴史的建造物をひとつでも多く復元したいと考えています。しかしながら、その実現は容易なことではありせん。例えば、復元にかかる費用を京都に住む私たちや観光で京都を訪れた方、京都を愛する方に支援してもらった場合を想定しても、実現には30 年、あるいは50年といった長い歳月を要することでしょう。しかし、このような事業を推進することにより、京都人、日本人、あるいは海外から訪れる方に、京都が歴史都市であることを具体性を持って再認識をしてもらう良い機会となると考えます。

文化遺産相続税特別区の設定

暮らしがある町並みを残していきたい
歴史都市京都の町並みを守るためには、伝統ある旧家や文化的価値の高い町家の保存が絶対条件といえます。しかし、現状は相続税対策としてその土地を売却せざるを得ない状況があり、京都の伝統的な町並みは危機的な状況を迎えています。こうした状況の抑止策として、例えば特定の地域には相続税を課さない、あるいは減免する文化遺産相続の特別区の設定を呼ひかけていきたいと考えています。

京都盆地の防災水利事業

「いつの時代も火災が都の文化を消していったから」
京都盆地には鴨川、桂川の豊富な水が貫流していますが、中央部の堀川には僅かな観光放流が行われているのみです。僅か百年前には京都盆地の人口稠密地域は5分の1程度でしかなかったのですが、いまは京都盆地の全域が市街化され、文化遺産は可燃物の海に漂っています。このような状況下で大震災が起こり同時多発火災が発生すると、鴨川と桂川の近傍以外は全焼することは明白です。これを防ぐため、プラットフォームでは、京都盆地の水利事業を提言します。桂川からの導水、北山からの地下水の表流化、あるいはもっと大胆に、琵琶湖からの新たな運河を開削することが必要となるかも知れません。

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