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無形文化遺産シンポジウム「日本人の棲まい方」~伝統構法と匠の技~を開催しました

更新日:2018年3月15日

開催日 : 平成30年3月11日(日)
場 所 : 立命館大学朱雀キャンパスホール
参加者 : 約450名
 

筑前琵琶 : 平家物語より「都落ち」田中旭泉氏 酒井旭粋氏
基調講演 :「林に棲む~鴨長明と尾崎放哉~」山折哲雄氏(宗教学者)
パネルトーク : 
 藤森照信氏(建築史家、建築家、東京大学名誉教授)
 木村忠紀氏(京都府建築工業協同組合理事長)
 山本勝己氏(京都府左官業組合連合会相談役)
コーディネーター :
 土岐憲三氏(立命館大学教授)
閉会挨拶 :
 吉田孝次郎氏(明日の京都 理事)
司会 :
 猪崎由華氏(NHK京都放送局キャスター)
 
 

京の町家の減少が続いている。日本の原風景であった伝統的な建築や町並み。それは、高温多湿の日本の風土の中で、木や土など自然素材の性質を見抜いた職人たちの伝統的な匠の技が築き上げてきたものである。しかし、今や日本のどの地域も、どの町も、どの村も、同じような無個性な合成建材の家並にとって変わられている。ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・で知られる『方丈記』。平安末期の動乱の時代、作者の鴨長明は、一生のうちに栄華を極めた大邸宅から、遂には、方丈(3m四方・4畳半)という究極の住居にたどり着いた。
『無形文化遺産シンポジウム「日本人に棲まい方」~伝統構法と匠の技~』では、「方丈記」から出発し、日本人の棲まい方の思想と独自の生活文化(茶・花・香など)から、世界に例のない日本建築の今後の在り方について考察を深めました。
 
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