開催日 : 平成30年2月20日(火)
場 所 : 立命館大学朱雀キャンパスホール
参加者 : 450名
開会挨拶 : 村井 康彦氏(明日の京都文化遺産プラットフォーム副会長)
試写と解説/ブルーレイ「未来への歩み」ダイジェスト版上映 :
杉本 歌子氏(ブルーレイ「未来ヘの歩み」行事・しつらい監修)
講 演 : 「秀とお通」通崎 睦美氏(木琴奏者)
座談会 : 「杉本家が未来に伝えるもの」
杉本 千代子氏((公財)奈良屋記念杉本家保存会代表理事)
杉本 節子氏(((公財)奈良屋記念杉本家保存会事務局長、杉本家10代目)
<聞き手>山本 壮太氏(古典の日推進委員会ゼネラルプロデューサー)
司会 : 高井 美紀氏(MBSアナウンサー)
京都市の中心部に残る京商家、杉本家住宅。270年の歴史の中で培われてきた暮らしが今に伝えられています。日々の食事や晴れの日の献立、節句の人形のお飾り付けや祇園祭といった年中行事、婚礼衣装や先祖の書き残した文書の記録は、四季の移ろいとともに色褪せることなく今に受け継がれ、長い歴史と伝統に根ざした生活文化の重要性が今、見直されつつあります。そしてこの度、日本を代表する生活文化とも言える京商家杉本家の慣いと暮らしが美しい映像記録に残されました。
シンポジウムでは、壊される寸前までいった家の保存に立ち上がった9代目の決断、保存会設立に至るまでの道のり、文化財を守る厳しい現実、多くの方々にご支援いただきながら公開文化財としての杉本家住宅が、これから担う役割は何か。杉本家が伝える未来へのメッセージを臨場感あふれる映像とともに来場者の心に訴えかけました。