開催日 : 平成29年3月7日
場 所 : 立命館大学朱雀キャンパスホール
参加者 : 450名
開会挨拶 : 吉田 孝次郎氏(明日の京都文化遺産プラットフォーム理事、
祇園祭山鉾連合会前理事長)
基調講演 : 浜 矩子氏(同志社大学大学院教授)
落 語 : 四代目 桂 塩鯛氏(落語家)
座談会 :
中川 典子氏(銘木師、酢屋十一代目、千本銘木商会常務取締役)
小川 勝章氏(作庭家、植治次期十二代)
中島 匠氏 (表具師、静好堂中島四代目)
総合司会 : 山本 壮太氏(古典の日推進委員会ゼネラルプロデューサー)
無形文化遺産シンポジウム「職人さんの世界~伝統産業の未来にエールをおくる~」を開催し450名が参加しました。
吉田孝次郎様(祇園祭山鉾連合会前理事長・明日の京都理事)より開会の挨拶に続き、基調講演では浜矩子様(同志社大学大学院教授)が「経済学の視点から見た職人さんの世界」を演題に、職人さんの「人のために仕事をする」という心構えこそがグローバル時代の真髄であり、君富論へひいては豊かな社会へと繋がる、と語られました。
次に四代目 桂塩鯛様による登場人物が職人さんである落語「青菜」が演じられ、会場は何度も大きな笑いに包まれました。
続いて山本壮太様(古典の日推進委員会ゼネラルプロデューサー)コーディネートのもと、中川典子様(銘木師・酢屋十一代目、千本銘木商会常務取締役)、小川勝章様(作庭家・植治次期十二代)、中島匠様(表具師、静好堂中島四代目)による座談会が催され、伝統技術を受け継ぎ、作品を制作されているそれぞれの立場から「伝統産業の継承と新たな展開」について意見を述べられました。
また、登壇者様のご協力により「片袖屏風」「お軸」「机」等のロビー展示を行い、閉会後も来場者は熱心に見学する姿が多くみられました。
次世代を担う職人さんである方々のお話を直接伺うことで、日本の伝統産業の現状を理解すると同時に、それぞれの伝統産業界において新たな取組をされていることを知る機会となりました。